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インサイドヘッドのビンボンはかわいそう?泣ける最後のその後を考察!

インサイドヘッドのビンボンはかわいそう?泣ける最後のその後を考察! ディズニー

ディズニーピクサー映画の【インサイドヘッド】が2015年7月19日に公開されてから早9年。

待望の続編【インサイドヘッド2】の公開が今年2024年6月14日に公開することが決まりました。

公開を楽しみにすると同時に1作目の【インサイドヘッド】を見返したくなりますね。

改めて見返すとやはり主要のキャラクターではないものの、【ビンボン】の人気が高いように感じます。

3歳の頃のライリーが作り出した空想上の友達【ビンボン】。

その存在は11歳のライリーには忘れ去られていてかわいそう?

【ビンボン】の最後のシーンに涙した方も多かったのではないでしょうか?

そんな、皆さんの心を捕まえた【ビンボン】は本当にかわいそうだった?

【ビンボン】の泣ける最後のシーン、その後はビンボンはどうなったのか?

気になりますよね。

今回は【インサイドヘッド】に出てくる空想上の友達【ビンボン】はかわいそう?

泣ける最後のシーンのその後を、映画では描かれることのなかった部分を私なりに考察していきたいと思います。

 

インサイドヘッドのビンボンはかわいそう?

インサイドヘッドのビンボンはかわいそう?泣ける最後のその後を考察!

まずは、インサイドヘッドに出てくる【ビンボン】について少し振り返っておきましょう。

【ビンボン】は今回の映画の頭の中の主であるライリーが3歳の時に、動物にはまっていて彼女が大好きな動物を掛け合わせて創り出された「空想上のともだち」です。

見た目は猫や象で綿あめのような肌感。

泣き声はイルカ。

涙はキャラメル味のキャンディーです。

ライリーとビンボンはロケットに乗って「月に向かおう」とよく遊んでいました。

ほうきがロケットの代わりになっていました。

彼にとっても大切なほうきのロケットは、11歳のライリーの頭の中ではほとんど忘れられており、記憶のゴミ捨て場に捨てられてしまいます。

3歳の時にライリーの空想から生み出された生き物ビンボンは、8年後の11歳の彼女の頭の中では記憶の保管庫の中でひっそりと暮らしていました。

ビンボンの事を振り返ってみると、3歳のライリーがあんなに夢中になっていた彼が11歳のライリーにとっては忘れている存在になってしまってなんだかかわいそうな気もしてきますよね?

同じように共感して映画を見たときにビンボンの存在がかわいそうと思われた方も多いと思います。

私も確かにかわいそうと感じました。

自分の記憶の中にも、もう忘れているだろうけど、幼いころに空想上の友達もいたのだと思います。

この記事を書きながら、ずっと大切にし過ぎで汚れてぼろぼろになったアザラシのぬいぐるみの存在を思い出しました。

皆さんにも、幼いころの空想上の友達が居た方も多いのではないでしょうか。

 

ビンボンはかわいそうじゃない?

実はビンボンは可哀そうではないのではないかと思いました。

その理由は2つあります。

まず一つ目は、ビンボンはライリーの大切な人格形成を一部担っていた存在だからです。

今現在11歳のライリーは3歳の彼女含め、今までのライリーがいたから作られている人格ですよね?

たとえ11歳のライリーの記憶の中からは忘れられてしまっても、3歳のライリーを空想上楽しませてくれた。

空想すること、楽しいと感じること、好奇心、夢など沢山の事を教えてくれた存在がビンボンです。

ビンボンという空想上の友達の存在は忘れてしまっても、彼が教えてくれた「空想すること」「楽しいと感じること」「好奇心」「夢を描く事」は11歳のライリーの中にきちんと生きています。

そしてこれからも彼女の中に残っていくものですよね?

ビンボンが教えてくれたことは、ライリーのこれから長い人生の中でずっと生き続けると考えれば、彼はかわいそうではなく、むしろ一生大切で大好きなライリーの傍に居れる感情を産ませた素敵な存在ですよね。

 

ビンボンを忘れる=ライリーが成長している

2つ目の理由は、ビンボンを忘れる位大好きなライリーが成長しているということです。

当たり前ですが、彼女が心身ともに成長したからビンボンは忘れられてしまった。

一見かわいそうな事のようにも感じますが、本当にそうでしょうか?

大好きなライリーが成長することは悲しいことですか?

本来であれば子供の成長は喜ばしいことですよね。

勿論私自身も今現在2児の母で、特に上の子の小さい頃の写真を見ると、「あの頃はかわいかったなぁ」と思うこともあります。

正直少しずつ成長して私から離れていくのが寂しい気持ちもあります。

でも、成長せずにずっと幼いままだったら、そっちの方が心配です。

ビンボンの中ではずっと楽しく遊んでいた3歳のライリーのイメージままでしたが、話の途中で成長した彼女の記憶をみて感じていましたよね。

「これライリー?大きくなったね。ロケットに乗れないよ。どうやって月へ連れて行こう。」

もう一緒にロケットに乗れるくらい小さなライリーではなくなっていた事に彼自身が気づいたんです。

そう、ビンボン自身がライリーの成長を目の当たりにしていましたね。

このシーンは私も見ていて少し寂しくなりました。

ライリーの成長は少し寂しいですが、その何倍も嬉しいことですよね?

なのでビンボンはかわいそうな訳ではないと考えました。

 

ビンボンの泣ける最後、その後を考察!

インサイドヘッドのビンボンはかわいそう?泣ける最後のその後を考察!

ライリーの成長を目の当たりにしたビンボンの最後のシーンは本当に感動しましたよね。

記憶のゴミ捨て場に落ちてしまった「ヨロコビ」と「ビンボン」。

2人がゴミ捨て場から脱出するために見つけたのは、ライリーとの思い出の「ほうきのロケット」。

「楽しい友達、ビンボン!ビンボン!」

「ロケットで飛ぶよ、ビンボン!ビンボン!」

「歌が大好き!最高のやつだ!」

思い出の歌とロケットで2人で脱出を試みますが、あと一歩のところでたどり着けない。

本当にあと少しなのにたどり着けない所がもどかしかったです。

「ビンボン」は、「ヨロコビ」だけでも脱出できるように、勢いづいたロケットから一人だけ降ります。

そうすればロケットは軽くなり、思い出のゴミ捨て場から保管庫に戻れると考えました。

事前に自分の作戦を「ヨロコビ」に伝えたら、躊躇してロケットの勢いが落ちて戻れなくなると思い、「ヨロコビ」には黙って計画を実行する「ビンボン」。

「ビンボン」の計画は無事に成功し、「ヨロコビ」は無事に記憶のゴミ捨て場からの脱出に成功します。

 

ビンボンは自ら思い出のゴミ捨て場に残ることを選んだ?

思い出の保管庫に戻れた直後に「ビンボン」が居ないことに気づく「ヨロコビ」。

思い出のゴミ捨て場に残ることを自ら選んだ「ビンボン」。

「ヨロコビ」がゴミ捨て場から脱出できたことを喜んでいましたね。

「やったー!ライリーを助けるんだ!」

「月へ連れてってあげてね」

と言って笑顔で姿が消えていきました。

最後のロケットに乗る前から少しずつ自分の身体が消えかかっていることにビンボンは気づいていました。

なんだかとても切ない気持ちになりました。

大好きなライリーを助けるためには「ヨロコビ」を司令室に戻さなくてはならないことを分かっていた。

大好きなライリーを助けるために自分が今できることは「ヨロコビ」を司令部に戻すこと。

ビンボンは自分が記憶のゴミ捨て場に残ることになっても、「ヨロコビ」がほうきのロケットで記憶のゴミ捨て場から脱出できることを優先しました。

自分が犠牲になったとしても大好きなライリーが壊れていくことを阻止して守りたかった。

そんなかっこいい存在が自分の記憶の中に居てくれるなんて、ライリーは素晴らしいですね。

 

ライリーが自分を忘れていくことを受け入れたビンボン

成長したライリーが自分の事は忘れてしまうことを受け入れた「ビンボン」。

大好きなライリーの心が壊れてしまうのを助けたい気持ち。

その気持ちを「ヨロコビ」に託すことが出来たんですね。

11歳のライリーと一緒に月に行くことはビンボンにはできなかったけど、11歳のライリーの壊れそうな心を救うことに大きく貢献することが出来ました。

いつかライリーの夢を実現することが、3歳のビンボンと目指した月につれていく事だとすれば、ビンボンはその架け橋を無事に守り切ることが出来たと考えました。

記憶の墓場でビンボンの姿は消えてなくなってしまいましたが、「ヨロコビ」が「ビンボン」のライリーを助けたいという熱い思いを引き継いでくれました。

「ビンボン」が自分の命に代えて守ってくれたライリーの心はこれからも成長し続けます。

「ビンボン」が教えてくれた、守ってくれた「夢を見ること」は、ライリーの中にこれからも生き続けていくはずです。

なので「ビンボン」のその後は、姿は無くなっても「思い」だけはライリーの中で生き続けたのだと個人的には考えました。

 

まとめ

インサイドヘッドのビンボンはかわいそう?泣ける最後のその後を考察!

インサイドヘッドの人気キャラクター「ビンボン」について考察してみましたが、いかがでしたか?

この映画をみて、自分が大人になるまで何度も頭の中でライリーのような大騒動が行われてきて今の自分があるのかな、と考えることが出来ました。

今目の前にいる子供たちの頭の中もこうやって成長していくんだな、と思うととても面白いですよね。

子供たちがよくわからない自作の遊びでめちゃくちゃ楽しんでいる姿を見ると、私には理解できなくても、子供たちの頭の司令部の中では盛り上がっているんだろうなと考えるようになりました。

物などの形あるものはいつかビンボンのようになくなってしまうかもしれませんが、残してくれた「思い」はずっとなくならずに引き継がれていくんだなと改めて感じました。

今年2024年6月14日に公開が決まっている「インサイドヘッド2」が楽しみですね。

次回作はライリーの思春期が描かれるそうなので、自分の思春期や、これから訪れる子供たちの思春期と合わせて楽しみにしたいと思います。

 

 

 

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